メリクリです。みなさまクリスマスいかがお過ごしですか?街もクリスマスムードで騒がしくなっておりますが、私はクリスマスにブログのアップですよ。笑
そんな年の瀬に更新する記事は、少し前にアップしたDIYで作ったセメントポットの後編・完成編でございます。先週は私事でバタバタしておりまして、続きを書けなかったのですが今回満を持しての投稿ですよ。
↓↓前回の記事はこちら↓↓
前回言っていた”肝心な“後処理のことや、実際植物を植え付けていますのでそれも御覧ください。
前半からの続き。セメントが固まったら・・・
前回は型枠にセメントを流し込んで、固まるのをまっていた所で終わりましたよね。それではセメントもカッチカチに固まったので型枠から外していきましょう。ちなみにセメントが固まるまで24時間~48時間と書きましたが、私は48時間、2日間ですね。そのくらいで型から外しました。
まずは型枠をカッターなどで切って外していきます。切り込みを入れて皮を剥く感覚ですかね。外しにくい時はペットボトルを持ってグリグリしているとベリッと剥がれます。
型枠から外したら今度内枠のペットボトルを外します。まずはペットボトルの中の水を捨てて、雑巾を絞る要領でペットボトルをねじりながら引き抜きます。底の硬い部分が抜けない場合はペットボトルを左右に振りながら少しづつ引き抜いていきます。意外と思った以上に簡単に外せますよ。コツは”ねじりながら“です。無事2つとも型から外すことができました。
そうしたら、口の部分がガサガサだったり、底が傾いていたりするので、サンダーで削ってやりました。口は縁の角の部分も凸凹だったりするので軽く面取りしてあげるのと、底は型枠の精度やセメントのつまり具合によって、置いた時ガタガタになってしまうので、こちらも飛び出てるところを慣らす感覚でサンダーを掛けて平らにしていきます。平なところに置いてみて、ガタガタするかチェックを繰り返します。
そして私は曲面もバリをとる感じで軽ーくサンダーを掛けました。最後に底に水抜き用の穴をドリルで開けます。ちゃんとしたビットを付ければ意外と簡単に穴は開きます。
さてそれでは肝心の後処理なんですが、実はセメントで作ったポットは、セメントに含まれる強いアルカリ性の成分が水に溶けだして、何も処理をしないで植物を植えると植物にダメージを与えてしまいます。何も知らずにパキポなど希少価値の高い植物など植えた日には無残にもやがて枯れてしまうでしょう。
では本当に強アルカリ性なのか実際に酸度を調べてみたいと思います。バケツに水を張ってポットを半日ほど浸けておきます。その上澄みを酸度測定液を使い酸度を計ってみます。
上澄みの水を容器に入れて液を3滴入れてシェイク。すると色が変わりました。
非色表で酸度をチェックします。紫っぽいです…が…あれ?
紫って無いぞ?
俺はこんな簡単な作業をミスしちまったのか?と落胆して説明書読んだら
あ、書いていました。”紫色は測定値以上の強アルカリ性“と記載されています。おー当たり前の結果なんですがホッとしました。笑
そうです。このように強いアルカリ性の反応が出てしまいますので、それを防ぐにはある処理が必要なんですが、すごい簡単です。
これです。準備する項目でも書いた焼ミョウバンです。
ミョウバン水に浸すことで、ミョウバンの成分が化学反応を起こし中和されるみたいです。だいたい1Lの水に対して1~2gで大丈夫のようです。ただ焼きミョウバンがメチャ軽いんで、1gでもまぁまぁの量に感じます。そしてミョウバンは冷水に溶けにくいと言うか全く溶けません。なので少量のお湯で一回溶かしてから水と混ぜると溶けやすいです。溶けても冷水になると再結晶化するのでキンキンに冷えてない水にして下さい。
そしてこのまま3~4日程度浸しておきます。途中1-2回は新たなミョウバン水に交換して下さい。それではまた上澄みを取って酸度をチェックしてみましょう。
おーー6.5PHといったところでしょうか?7.0PHが中性なので弱酸性と多くの植物に対して最適な結果になりました。
ということで乾かしたらついに完成です!
まとめ
作るのも後処理も凄い簡単なんですけど、若干時間が掛かってしまいますね。今回は初めてで手探りな感じでしたが、次回作る時はある程度デザインもしっかり考えた上でまとまった数一気に作るのが良いかなと感じました。
でも手軽ですし、型枠の素材をもっと考えれば可能性はものすごい広がりますね。ちなみにレイヤーにした鉢はなんとなーくぼんやり層にはなっていますが、笑 まだまだうまくできますね。通常の流し込んだだけの鉢も水の量の関係でボコボコになってしまいました。ただこっちはある程度の大きさの穴じゃなければ味があって良いですね。わざと撹拌をあまりせずにこういうテクスチャーを作るのもありかなと思います。
そして先日”上野グリーンクラブ“で購入してきたアルブカ・ナマクエンシスを植えてみました。ちょっと張りが無くなってだら~んとしちゃいましたが、シンプルなので背の高い植物も似合いますね。
みなさんも思い思いの型枠を使って(作って)世界に一つだけのオリジナルポットを作ってみてはいかがでしょうか?私も引き続き面白い形や方法を考えてまたトライしてみたいと思いますので、その時は記事にしたいと思います。
ではメリクリ!