お久しぶりでございます。かなり久々の更新になってしまいましたね…。
さぁ!突然ですが今回は久々のレビュー記事です。8割、いや9割は植物関連の記事が占めているこのブログ。(始めた当初はこんな予定では無かったんですけどね…)
ですがたまにはブロガーと呼ばれるみなさんがやっているような商品のレビュー記事でも書いてみようかなぁということで、今回はカメラバッグ(リュック)を紹介したいと思います。
しかしなぜこの記事を書いたか、しかもこんな安っぽい煽りタイトルにしたかというと、今回購入したカメラ用バックパックが純粋に値段間違えたんじゃないの?というくらい実際の機能性と値段が釣り合わないほどお得だと思ったからなんです。カメラバッグを探しているけど、「プロみたいな大きいカメラバッグはいらないよ。」「リュックだけどコンパクトなものが良いな。」って方がいらっしゃったら間違いなく”買い”な一品ですよ。
カメラバッグ探し
なぜカメラバッグを探していたかというと、最近仕事で一眼レフを持ち歩く機会が増えてきたんですよね。私の持っているカメラは「SONY α7s」というカメラで、ミラーレス一眼というやつです。ミラーレスなので筐体がとってもコンパクトなカメラで、仕事ではこれに同じくソニー(ツァイス)の「FE 24-70mm f4 za oss(SEL2470z)」というズームレンズを付けています。今までは持ち運ぶこともそこまで無かったので、とりあえず保護の為に小さいカメラバッグに入れて、それをリュックなり何なりに入れて持ち歩いていました。
これが今まで使っていた「マンフロット NEXT ショルダーバッグI(MB NX-SB)」です。このバッグも大変優秀でして、この小ささなのにミラーレスならズームレンズついていてもちゃんと収まるし、ポケットや中の仕切りなど工夫すれば充電器やブロワーなんかも入っちゃいます。
もちろんこれでも十分だったんですが、このバッグはカメラが入ってるから当たり前っちゃあ当たり前なんですけど厚みが結構あるんですよね。普通のショルダーバッグのように、大きくても平べったい形であれば体にフィットするので苦にならないんですが、小さくても厚みがあると歩く度に弾んでボフボフ体に当たるんですよ。(わかるかなぁ?)
なので先程言ったように、これ自体を別のバッグに入れて持ち運ぼうとしますが、トートバッグに入れてもモッコリ。リュックに入れてもモッコリ。そう。どんなバッグに入れてもモッコリかさばってしまうんですよね…。さらにバッグインバッグなので使う時にヨイショっとこれを一回出してから、さらにそこからカメラを出すというアクセスの悪さ。急いで撮りたい時なんかはアワアワしちゃいます。結局いつも使っているバッグにしっかりと収まるような別のポーチに入れて持ち運んだりしていました。保護するの為のカメラバッグなのに意味無いですよね…。
そんなこともあって、やはりバッグを開けると直接カメラを取り出せる専用のカメラバッグ。そして両手の空くリュックがベストかなぁと思って調べてみました。
安心、安定の「マンフロット」
先に結論から言っちゃうと結局今使っているバッグの”マンフロット NEXT コンパクト”シリーズにしました。
「Lowepro」や「ハクバ」や「エツミ」、クラシックなバッグだと「ビリンガム」等々メーカーや種類は山ほどあるんですが、デザインと価格を見た場合やーっぱりマンフロットになってしまうんですよね。
マンフロットはイタリアの三脚やカメラ用品のブランドですが、私はスタジオ用品でお世話になってます。照明用スタンドなんて中国製のメチャ安の物が沢山あるんですが、すぐガタがきて結局マンフロットを買った方が良かったなーなんて事は結構あります。なのでブランドとしての信頼感が元々あったのも大きいですね。
ではでは早速買ったバッグを見てみましょう。
ジャーン!
…勿体ぶってすいません。ビニール取ります。
「マンフロット NEXT コンパクト バックパック (MB NX-BP-VGY)」です。
うんカッコいいですよね。デザインは今まで使っていた小さいショルダーと同じように、切れ込み?をマンフロットのロゴのバッジで止めてるっていうんですかね?NEXTシリーズ共通のディティールになっています。
仕様
落ち着いたナイロンの光沢がスタイリッシュなNXコレクション Dayバッグとしても使える、NXバックパック
・上下2気室で上段に身の回りのアイテム、下段にカメラ機材
・カメラ収納部分に可動式の仕切り付
・標準レンズ付一眼レフとレンズ2本とアクセサリーを収納可能
・パッド入り、カメラ収納スペースは取り外し可能
・可動式仕切り付き
・後部パネルは通気性の良いメッシュ素材で、長時間背負うことによる不快な蒸れを軽減
・小物の整理がしやすい、ポケット。スマートフォンなどの出し入れもスムーズ
・15インチまでのノートPC用の収納スペース
・キャリーバッグに装着可能な横ストラップ付
・PIXIミニ三脚用メッシュポケット付
・サイドポケットとストラップで三脚取り付け可能
・撥水素材重量:949 g
コレクション/シリーズ :NX
機材タイプ: DSLR
レンズ数: 3
三脚コネクション: はい
見の回り品用収納スペース: はい
カラー: グレー
素材 : 合成繊維
Type of Bag : Backpack
カメラケース奥行 : 27 x 16 x 17 cm
Compatible CSC camera models :
Canon EOS M5, Fujifilm X-Pro2, Fujifilm X-T1, Fujifilm X-T10, Fujifilm X-T1 IR, Fujifilm X-T2, Olympus OM-D E-M10, Olympus OM-D E-M10 II, Olympus OM-D E-M10 III, Olympus OM-D E-M1 II, Olympus OM-D E-M5 II, Panasonic Lumix DMC-G7, Panasonic Lumix DMC-G85, Panasonic Lumix DMC-GH4, Panasonic Lumix DMC-GX8, Sony Alpha 7 II, Sony Alpha 7R II, Sony A7R III, Sony Alpha 7S, Sony Alpha 7S II, Panasonic Lumix DMC-GH5, Fujifilm X-T20, Sony Alpha 9
外寸 : 31 x 17 x 46 cm
内寸 : 30 x 16 x 44 cm
ノートPC収納スペース(内寸): 30 x 3 x 35 cm出典: マンフロットOFFICIAL
これは内容量“13.2L”なんですが、NEXTシリーズのバックパックでこれより一回り大きい“21.4L”のMB NX-BP-GYと悩んだのですが、大きいと持ち運びも大変だし、あまり重装備で撮影に出掛ける事もまぁありませんのでこちらにしました。
サブ機や望遠レンズなどを持ち運んだりするのであればMB NX-BP-GYのほうがいいかもしれませんね。こちらのモデルは背面からもアクセスできて、オフィシャル見ると小型のドローンも入るようですよ。DJIのMavicかな?
こっちも安いなー!値段変わらないですもんね。皆さんの撮影スタイルに合わせて選ばれては如何でしょう。
実際細かく見てみる
さて外観ですがクルッと1周させてみました。やはりデザインで特徴的なところが斜めに入った2本のファスナーですね。外側のファスナーは底面近くまで開くのでガバーっと開いて中にアクセスできます。上から手を突っ込んでゴソゴソしなくてもいいのは便利。
バックが上段、下段と別れている構造で、下段はカメラなどの機材、上段はアクセサリーや身の回りのものを収納できます。背面は上下段貫く形でポケットになっていて、そこはラップトップやタブレット、ノートなどを収納することができます。
では下段のカメラスペースから見ていきます。
先述したように外側のジッパーを下まで下ろすと下にカメラスペースが見えます。
カメラスペースはクッション付きのインナーバッグみたいになっていて、この部分だけを取り外すことができます。間仕切りの赤いパッドもマジックテープ(ベリベリ)で付いていて、カメラの大きさやレンズの径によって位置を調節できるので機材が中で暴れる心配もありません。基本は上の写真のように標準レンズ付きのカメラ一台と左右にレンズ2本が収納できます。
外側のスペース上部にはメッシュのポケットとファスナー付きポケットがあります。メッシュの方は中が見えるので頻繁に使うケーブルやバッテリーなどを収納しています。ファスナーの方は充電器やブロアーなど入れてもいいかもですね。
次は内側(背中側)のファスナーを開けると上段のスペースがあります。ここは筆記具や衣類など身の回りのものを収納できます。意外と広いので写真のようにガッツリ入ります。先程書いたように背面は下段と繋がっていて、ラップトップやノートなどが収納可能です。
ちなみに写真のラップトップは13インチMacbook Proですが15インチまで対応しています。スリットに差し込む感じで、尚かつ両側はクッションになっているのでラップトップも安心して持ち運べます。
次は外側の収納を見ていきましょう。
正面のスリットは内側にファスナーがありそこにも収納があります。そこまで厚みがないので、スマホや財布など入れておくのに丁度良さそうですね。
向かって右側にはポケットと、その上の方にはバックル付きのベルトが付いています。普通のリュックならペットボトルなど飲みものを入れたりするんですが、これはカメラバッグなので…
そうです!このポケットは三脚を持ち運ぶのに便利なポケットになっています。こちらはSLIKのCompact iiという安っいミニ三脚なんですが、収納時の全長が約35cm。バッグにセットするとこのくらいのボリューム感になります。ビデオ三脚やゴツいのじゃなければある程度のサイズは対応できるのではないでしょうか。
さらに上部にはストラップが付いているので、三脚をしっかり固定することができます。
それと写真を見てもらえるとわかるように、このストラップに付いているバックルはただベルトの長さを調節できるだけではなく、フラップで挟み込んでベルトを固定する仕組みになっています。例えば急いで撤収する時なんかはこういうちょっとしたところが便利に思ったりするんですよね。流石マンフロット。
それとこの背中のベルト。はじめ何の為にあるんだ…?と首を捻りましたが、ベルトの中央にあるアイコンのようなイラストが見えますか?バッグのようなイラストなんですが、正解はキャリーバッグ(スーツケース)の伸ばしたハンドルに通すベルトだったんです。ほぇーー考えられてますねー。旅行や大掛かりな機材をスーツケースで運んだりするときに役に立ちそう。
まとめ
さてさて仕様と、各ディティールを見てきましたが、マンフロットのカメラバッグ”MB NX-BP-VGY“はいかがだったでしょうか?
例えば登山用の装備も必要な山岳写真を撮る方や、バズーカみたいな望遠使ってカワセミを撮影する方などは、全然容量が足りない(ていうかそもそも車使うか)と思いますが、日帰りロケや街中ポートレートなどの撮影では必要十分な容量ではないでしょうか。
そして私的に一番のポイントは、カメラバッグでありながら
デザインがシンプルなのでカメラの有無に関わらず、普段使いできるところ
ですね。
ラップトップも入るのでカメラを使わない仕事にもそのまま背負っていけるし、カメラが必要であればその都度収納するという使い方も可能です。最近はオシャレなのが増えていますが、これが“THEカメラバッグ”というデザインだと中々普段持ち歩きにくいですよね…。しかも精密機械であるカメラを持ち運ぶ為のものですから、クッション性も高くカメラ以外のものを入れたとしても安心です。
ここまで絶賛していますが、いくつか気になった点もあります。まず1点目が、13Lサイズにしてはかなり大きいです。これはクッション性を高めているので仕方ないんですが、一般的な同サイズのリュックに比べて厚みがありますし、自重も結構重く感じます。逆に言うと、今日は荷物少なくていいかーって日には物が無い割に重くてかさばる感じはあります。
2点目は、1点目に若干通じる事なんですが、バッグのストラップ(肩ベルト)がメチャ長いです。これはやはりイタリアのブランドなので欧米人サイズなのでしょうか?
私の身長が約170cmで、13Lのリュックなんて全然大きくないはずなんですけど、このバッグのストラップはほぼマックス短くしたところが丁度良い高さになります。もちろん人によって好みの高さはありますが、ここまで絞ると余ったベルトが長過ぎてまぁーー邪魔です。今は余ったベルトをストラップの根本に結んでブラブラさせないようにしています。
とまぁ、重箱の隅をつつくような事を書いてしまいましたが、それを超える使い勝手の良さと、コストパフォーマンスが超絶に高いので結果は大満足です。実際仕事の日はほとんどこのリュックを背負っています。
意外と皆さんカメラ”ケース”は持っているけど、カメラ”バッグ”を持っているという人は少ないのではないでしょうか。カメラバッグで、特にリュックタイプを使ってみようかなぁ…なんて考えている方は値段もメチャクチャ安いので検討すべき逸品だと思います。
やっぱり
安心安定の「マンフロット」
ですね。