暑い…つい最近まで寒いって言ってたのに。梅雨真っ盛りですが、植物(特にラン)にとっては成長著しい季節でございます。
突然ですが私はSNSをInstagramとTwitterをやっています。どちらもパーソナルな事をアップするというより、専らブログの更新告知やブログへの呼び込み?入り口?として使っています。
それと一番の目的が植物関連の情報収集です。皆さんのギラッギラ、バッキバキの植物見て「スゲーな!」と思ったり(特にラン)。育て方を読んでフンフンと鼻鳴らしてみたり(特にラン)。こんなイベントあるぜ!とかの告知だったり(特にラン)。(嘘です。ランだけじゃないです。)
そういった情報ってギュッっとまとまってなくて、ネットのあちこちにドラゴンボールのように散らばってたりしますが、今はSNSがあるのでちょっと調べると誰かしら一人は情報を出してくれていたりするので、本当便利な世の中になったもんですね。
その中であるFFさんからの情報で、某イベントに行ってきました。
「第1回 錦葉珍品即売会」とは
斑入り、変わり葉の珍品、稀品の山野草、樹木を中心に集めた即売イベント告知記事アップしました!6/9~10@上野グリーンクラブhttps://t.co/fJPPdz7PBl
— Tsuchiya Satoru (@tutti0514) June 2, 2018
Twitterを眺めていたらこのツイートが目に入ってきて、最初はへぇーと思ってリンク先(「趣味の園芸」サイト)眺めてたら、1番下に斑入りのトチノキの写真がメチャクソカッコ良くて「なんじゃこりゃ!」とビックリ。
どうやら「第1回 錦葉珍品即売会」という山野草や東洋蘭、アジサイなど主に日本の植物で、その中でも斑入り(斑入りとは植物の葉、花などで地の色と違った色がまだらに入っていること)など、珍しい植物を集めた即売イベントのようです。
山野草や日本の古典園芸は覆輪や斑入りの植物を珍重することは知っていたのですが、こんな迷彩のようなソリッドな模様の葉もあるのかと驚きました。正直日本の園芸は富貴蘭や万年青などのちょっと地味なイメージで敬遠していましたが、見方によってはこりゃなかなかイケてるなと新鮮な感覚になりました。
しかも実は次の日五反田の「ビッグバザール」があって行こうか迷ってたんですが、
どうやら台風接近してるという事だし、年々人がエグい増えてるようなので、なんだかなぁと思ってたところ、このイベントを知ったので、孫悟空ばりに「いっちょ行ってみっか!」となった次第でございます。
実際に行ってみた
即売会の会場は以前記事にもした「上野グリーンクラブ」です。
この日は雨が続いていた合間の晴れの日で、ムワーっと湿度も高く汗ばむくらい暑かったですね。
上野グリーンクラブへのアクセスは、以前の記事にも書きましたが、メトロ千代田線「根津駅」が最寄りです。上野からだと結構歩くので要注意。
ドーン!とこちらが外観です。大きく上野グリーンクラブと書いてありますが、
フォントもグリーンです。(どうでもいい)
さぁ中に入ってみましょう。
おおお。所狭しと植物が並べられてますね。葉物が多いのでやっぱりいつも行く多肉やランのイベントとはちょっと雰囲気が違います。どのくらいの人が集まってるのかなーと思っていたんですが、10~20人くらいですかね。それではグルっと見てみましょう。
斑入りの葉がかっこいいですね!知識がないので全くわからないのですが、たしか「イワタバコ」って書いた札がいくつかあったような(無かったような…)。珍しいものなんでしょうが、グムムム…と唸ってしまうお値段がついたものも…
かわいいかわいいアジサイたち。季節的にもアジサイも多かったですね。
下の写真の白いアジサイは小さい品種らしく、30cm程の丈なのに花を付けてました。家でもガクアジサイ育ててますが、大きなものから小さい鉢植えサイズまで、こんなに種類あったなんて知りませんでした。
こちらは斑入りの菖蒲。花が咲いてても、咲いてなくても楽しめますね。
見切れてますが、奥のウチョウランたちは「ヒッ!」って声が出るお値段してました…。(金の話ばっかりするんじゃないよ)
こちらでは1株¥1,000のリースナブルなフウランが。危うく手にするところでしたが、家にもコルク付けのがいらっしゃるんで今回は見送り。でも根もしっかりした元気な子たちでした。
ではでは一通り中をザザーっと見たので前回も訪問した奥の「常設売店」の方へ行ってみました。
うお!なになに!のぼり?っていうんですか。それが新調されてる!
新調というか前に来たときはそんなの無かったですよ。「BONSAI SHOP」ってかっこいいですね。笑 でもたしかにこの時もアジア系の方でしょうか、外国の方いましたね。国内の植物ブームと、世界的な盆栽ブームのおかげなのかな?売店の方にも即売会と同じくらいのお客さんがいました。
いやー初夏のぐんぐん成長する時期なのか、みんな青々していて元気そうですね!
それとあまり詳しくないんですが、前回来たときは冬だったので品揃えも若干違うように感じましたね。前回来たときは多肉やフウランやセッコクもあったんですが、今回はあまり置いていませんでした。どちらかというとTHE盆栽っていう鉢ものがメインの印象。
かわいい紅葉の苔玉たち。
鉢や軽石も大量に置いてました。
上の写真はなんだか忘れちゃいましたが凄い綺麗な花でした。そしてこちらにもアジサイ。
ぶっといケヤキの盆栽!盆栽の技術って本当に凄いですよね。ケヤキの大木をそのままミニチュアみたいにして、更にはこんな太いのに鉢は薄っいですからね。土も全然少ないのによくこんなに太らせられるなぁ。どうやってんだろ?不思議。
今回もたくさんの植物を見ることができて充実した1日でしたが、実は即売会で目星を付けてたのがありまして、この後戻って連れて帰って来ましたー。
連れて帰ってきた植物
ザザーン!と今回連れて帰って来たのは「斑入りの藤」です!(SNSの方にはすでにアップ済み)
はぁカッコいい…この斑の入り方が迷彩みたいでヤバいです。
イベントの告知にあった斑入りのトチノキは(写真撮ってくるの忘れました!無念!)結構なお値段していたので断念したのですが、こちらの藤は、先程一株¥1,000でフウランを売っていた「天山工房」さんから譲ってもらいました。
天山工房さんは高級園芸鉢を製作している工房で、(本当見事な鉢でした!)本業の傍らで趣味のような感じで育てていたものらしいです。
増やし方というか作り方は、たまたま一本の枝に突然変異とかで斑入りの葉が何枚か出てきたら、その枝は斑入りで定着しているので、山から野生の藤を採ってきて接木をすると、斑入りの藤に変化するらしいんですよね。不思議!
そうやって育てた藤の木。本業じゃないとのことでお値段もめちゃ安だったので1鉢連れて帰ってきました。今回も大満足のお買い物。
まとめ
気になった方もいたと思うんですが、タイトルに“山野草のBORDER BREAK?”と書いた理由が、どうやらこのイベント山野草や樹木関係の方々が関西で「BORDER BREAK」というイベントが盛り上がってるから俺らでも集まってなんかやろうぜ!ということで開催される運びになった様です。
BORDER BREAKは若い世代の植物好きが集まってるようですが、世代関係なく何かに影響を受けて行動するというのが素晴らしいですよね。
山野草や日本の園芸って中々若い世代の触手には引っかかりにくいですが、(園芸自体がまだまだですがね…)私も実際イベントに参加してみて自分がイメージしていた世界とは違っていたし、何より色々と丁寧に教えてくれて皆さん優しかったです。笑
今や“盆栽”も地域や世代問わず注目されていますが、この辺のジャンルもアピールの仕方次第、アジテーター次第では若い世代も関心持ってくれるんじゃないかなと思いましたね。だってメチャカッコいい植物沢山ありましたもん。
この記事もちょっとでもそのキッカケになってくれれば嬉しいです。